Kindness is Resistance
Thu.05.21.2026





LUTZ HUELLEのスウェットフーディー。
MANHOLEのブログでは度々登場しているブランド。
1995年にMaison Martin Margielaに入社、後にマルジェラ本人のアシスタントを務め、ニットやアーティザナルラインのコレクションを任されるようになったらしい。2000年、パートナーのDavid Balluと共に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。
と、Lutz氏本人の簡単なプロフィールや他のコレクションに目を通してみると、この簡素なデザインのフーディーは”らしくない”デザインだと思う。
本来、彼のデザインの中心にあるのは”脱文脈化”。
既存の定番アイテムを解体、再構築することで、異なる文脈やアイデンティティーを生み出している。
見たことあるけど、見たことないものが毎シーズンラインナップされているのがその証拠だ。

“LUTZ HUELLE” – LOW PANTS –
レーヨンのイージーパンツの上にウールのトラウザーズを貼り付けたようなデザイン。
「スラックスなのに楽ちん」とか「イージーパンツなのにスラックスに見える」とかそういう場所をゴールに作っているというよりも、あくまでも「それはそれ」で「これはこれ」として貼り合わせたパンツ。
少し前にMANHOLE で紹介されたパンツはまさに、LUTZのバランスで再構築されている。
近年のLutzは”Real Clothes for Real People”というテーマを掲げているようだが、確かに本来とは異なる文脈で別のリアリティーを感じられるデザイン。

一方でこのフーディー。
今までもずっとそこにあって、これからもずっとありそうな。
構築的とは対の、シンプルで普遍的なデザイン。
服の構造がどうとか、テクニック云々では説明のできない、少し違う温度を感じ取ることができる。

おそらく社会的・政治的文脈におけるメッセージだろう。
ソフトでハードなワードチョイス、静かな力強さを感じる。
暗闇でもキラキラと光る、ラメプリント。

“LUTZ HUELLE” – KINDNESS HOODIE –
Size: M / XL Color: NIGHT BLUE (DISCO TXT)
¥56,100-(tax included)
再構築や文脈でもない、ストレートでシンプルなスウェットフーディー。
なんでもなさそうに見えて、実はLutzの本質的なところを捉えているんじゃないか?と思うのは僕だけでしょうか。
個人的、オールタイムベストな1曲
