jonahの話をしましょう
Thu.05.21.2026
「あのさ飯田くん、飯田くんの一個上のジョナサンって知ってる?」
「聞いたことある。けど名前と顔が…あ、いつも誰かと一緒にいる人?」
「そうそう、あの人見かけるたびに違う人といるから飯田くんも知ってるのかなーって」
「多分話したことないな。みんなにジョナサンジョナサンって呼ばれてない?あの人」
「J・o・n・a・hでジョナー、さんだよ。同学年の人もそう呼んでるからジョナさんって感じかな」
「ヨナさんってことも有り得たんだね。ジョセフとヨーゼフみたいに。」
「ジョナさんってその時々一緒にいる人みんなと親友に見えない?僕だけかな」
「そうなんだ、わからない」
「でもジョナさんが話してるわけじゃなくて、いっつも隣にいる人が楽しそうに話してる。そういえば僕もジョナさんとは話したことないな」
「そうなんだ」
「そしたらジョナさんって、人間じゃないらしいよ」
「え?」
こちらがアムステルダムに出自を持つJonahさんの御姿です。
「どう考えても人名」な名称を充てがわれた商品を世の中で探し当てることは今や、そうむずかしいことではない上、擬人化なんて手垢のついた方法での紹介は積極的にはやらないでおきたい。
ということで、ベタに、あくまで消極的に、やってみたという次第です。
そうです、唯一積極的であったのがこのJonah。extreme cashmereのカーディガン!
本来的にextreme cashmereは何人もが着ることのできるような体制を、一つの型の中で整えていない。
手狭なカラー展開はあっても、一貫してワンサイズで作られている為rushならrush、be classicならbe classicがもしも体型と合わなければ心苦しくも違う型を勧めることになっています。
junaやminaというある種埒外なサイズを誇る商品が用意された動機はこうして考えると、「面白いから」などではないのが伺いしれる。気がします。
「着ることができない人を作らない」という意志のもと、あくまで自然な道程で作られたトゥービッグな洋服の良さがそのナラティブでないなら畢竟考えつくのは「最も多くの人々が着られる」ということでした。
ある人にとってはジャストなニットも、ある人にとってはワンピースのような膝丈のニットになるのは、そのように作られている為です。

jonahさんの話をしましょう。
このカシミアカーディガンは「そんなことでもない」カーディガンです。「埒外なサイズ」や「トゥービッグ」ということでもない。
では、ある程度ビッグなのか。
いいえ、そんなことでもないカーディガンです。


「ジョナさんってその時々一緒にいる人みんなと親友に見えない?僕だけかな」
飯田くん本当はあの時、「きみだけじゃないよ」って言ってあげたかったんだ。
でもな、俺にはあってきみにはないものがひとつだけあって、そのせいで。
”話の展開”って言うんだけど…
即物的に何人もが着られるということはjonahの謳い文句としては不足です。
100人いたら2人くらい着られない人が出てくるような大きさであることは事実、もう一つの事実は、
うーん、そうですね…。やっぱりみんなと親友に___


よくあるカーディガンに理想的な重量感・厚みを加えたざっくりしたカーディガン、と言うのが物自体から受ける印象なのですが、実際に着たり着てるところをみると「印象」が徐々に失われゆくことに気がつきます。
あたかも体の上に棲みつくように、着る人々へと馴染んでいきながら!
まずは何も考えずにこの尋常ならざるカーディガンを着てみてください。
そしてjonahが「尋常」、「あなたの親友」へと成り変わるタイミングを、見逃さないでいてみてください。
“extreme cashmere” – n°459 jonah –
SIZE : ONE SIZE
COLOR : goat
¥148,500-(tax included)

