MARS TOUR 318
Sun.05.10.2026
ガシャ..ウィーン..
「なんだこのエレベーター、閉まるボタンがない……」
少し困惑しながらも、3階のボタンを押す。
ウィーン…グゥーン…………
ガシャ …ウィーン…

エレベーターを出てすぐ右手。
これがMarsの扉。
「こんにちはー」

《…………、返事がない。ただの屍なのかな》
セカンドトライ。アイサツダイジ。
「こんにちはー!」

ラスタスカート :「あ……私店員ではないですが……」
???:「こんちは〜」
「ん!?声、どこから?!」と振り向く。
バッ

「いな……い…?」
でもレコードがある。へえ〜見てみよう。

ずらりと並んだレコードたち。区画ごとにジャンル分けがされてある。
「IRAKERE……LIVE盤。”ブッ飛ぶくらいにFUNKYなライヴ盤”って書いてある!気になる…聴いてみたい……ボクもブッ飛びたい!……あ、今流れている音楽も穏やかでいいな……いい昼下がり」
??? :「そのレコードたち、下北沢のupstairsってレコードバーのマスターが持ってきてくれてるんです」
「っ…?!!」

「あっ…」
??? : 「こんちは。加瀬です。」

加瀬:「いやーこんなに天気のいい日に聴く気持ちいい音楽はそりゃもう気持ちいいですよね〜」
「はぁ、はい…!気持ちいいです、これ、なんて曲なんです?」

加瀬:「チェケチェケ」
下北沢、upstairs records and bar のマスター:ナガトモさんはどうやら風の噂によるとTimTamが好きらしい。
ガサゴソガサゴソ……

「なんだあの人……どう見ても怪しい」

鉄の壁で仕切られた向こう側には、merry go round。
さっきの加瀬さんの話によると、どうやら4週ごとにテーマが設定され、その度にゴッソリ商品が入れ替わるらしい。
Marsがオープンしたのは一ヶ月ちょっと前だから、さしずめ今はエピソード2、ってとこか。

なんでこの人は覗いているのだろう……入れるのに……
「スウェ……がらしゃ……か……いいティ……!!」

「加瀬さん!このTシャツと、さっきの人が来ていたNicholasのラスタニットと…あとあの良さそうなグレーのジャージ、着てみていいですか?」
加瀬:「もちろんですよ!そちらの手前のド…」
「ありがとござます!」
加瀬:「…あ!ちょとm……」


WHOAH!!!!

「すませ……っ」


あの人が履いてた白い靴、かわいかったな
