歓待
Thu.07.16.2026

“LIQUID。
The solid begins to flow。Mars(*)。”
サングラスなのにリキッド、リキッドなのにサングラス。
ひとまず清濁併せ呑んでいただきまして、サングラスとしてのLIQUIDのとりわけ作用面に焦点を絞り、〈今なおLIQUIDが存在しなかった世界線への絶望を通過する道程〉をそのまま、〈[LIQUID]誕生への無欠な歓待〉へとすげ替えたいと考えている飯田です。こんにちは。
前ダイアリー:LIQUIDにおいて「80年代頃のフレンチフレームをベースに(した)」と説明があったように、脈々と続く流れの”途中”に差し込まれるような存在としてLIQUIDはあると思います。目から鱗の溢れるような豪奢な意匠があるわけでも、サングラスの存在容態を根底から覆すような企図もありません。そうではなく、極限まで「違和感や過剰さを排除」した先に見つけられる水脈がLIQUIDだったのだと。さながらベルニーニなどのバロック表現の過剰さに待ったをかけた新古典主義の彫刻家たちのように。
その良し悪しは措くとしても、ただ単に新しい発想がそこかしこから噴出する現況を尻目に未明だった理想を探し当てるような経過を経てLIQUIDは制作されました。
それなのに、LIQUIDが使い勝手や現代性、需要といった条件を目先に、ある意味で打算的な仕方で制作されたかのように映るのはあまりにも眩しい暁光です。
とまあ、かくかくしかじかの理由から、LIQUIDです。
周知の通りですが同じ川には入れませんね。是非お見過ごしなく。
-LIQUID-
Designed by Mars, handcrafted in Japan
Color : SOLID / OLIVE / FADE
¥39,600-(tax included)
*店頭、オンラインともに6/20(土)から発売します。

