ま、
Fri.09.11.2026
昔持ってた気もするし、持ってなかった気もするM-65ジャケット。ホントにどっちだっけ。そんなフィールドジャケットを素地にVUJA DÉが仕立てた《IDRIS》を見てからは自然とそのようなことについては考えなくなりました。率直なはじめまして感。
端正なジャケットですね。汝にもうして憚らない。

“VUJA DÉ” -“IDRIS” M-65 JACKET-
COLOR: GREY
SIZE: 44, 46
輪郭の立ったシャープなまとまりには緻密な梳毛ツイルが実は根深く関与していたりするようなのですが、そのへんの話はさりとて〈わたし〉の不得手とするところでありました。〈飯田〉です。こんにちは。さっき話したM-65それ自体をたとえ過去に所有していたにしろ、どんな服か知りながら着ていたかどうかについて断定することはあまりにも容易いのですから(言を俟つことなくNOですね)。ともあれ / 他方で / 結果論、今《IDRIS》が入荷してきたことは結構いいことなんじゃないかと思いました。
「ま、背中にストラップあるしね」
「ま、ち、ポケットのマチ、展開式だしね」
「ま、浮けるのウケるしね」
それも枢要な諸要素であることは否めません。
ですがそれ(ら)より、さらにフィールドジャケット云々よりも、IDRISが〈とても真面目に作られたジャケットであることが、誰にでも開かれた状態にあること〉によさを感じました。沈潜ベースで胸中を明かさない印象のあるブランドであるからこそ「何を渡すか」「何を読み取らせるか」はいつも明快かつ強固。そのぶん他の観測は臆見の枠を出られなくもあるのですが、そうした直感的にわかることがわかれば、それは、IDRISは、汲みとられているんだと思います。どこか踏み込んだ背景を知っておくべきかもしれぬ”M-65そのもの”とはその点でも異なっているのかもしれません。


丁寧に仕立てられたジャケットだからこそ、柔軟に迎えてあげたいです。
ジャケットの中では薄手な部類です。何を着てもプラトーな今の時期から楽しそうです。
両義的に作用するアクションプリーツはじめ、細かいギミックやディティールなど、それについて残された謎や”汲み取られ”ていない部分に焦点を絞ることは一巡した限りでしませんでしたが、それぞれに剴切な用途や何かを探すようなやり方で《IDRIS》とは向き合ってほしいと思います。ま、それではまた。
[ONLINE PAGE]
“VUJA DÉ” -“IDRIS” M-65 JACKET–
COLOR: GREY
SIZE: 44, 46
¥115,500-(tax included)
